夏 8月15日

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    泣き続ける蝉の重なり

    暑さを乗せた息苦しい空気

    うなじをつたう汗

     

    日本の夏はかつての戦争を思い起こす

    あるいは目を覚まさせる

    原因が何であれ

    かつて日本は世界大戦の当事国だったのだということを

     

    妙なもので

    私の世代は敗戦、終戦、そして原爆のあったこの夏に

    戦争を象徴的に意識づけられているようだ

    寒い冬も当然戦時下だった

    負けたことだけが戦争の記憶ではないし

    日中戦争から見ても8年間は戦争をしていた日本なのに・・・

     

    そのせいなのか

    お盆という行事には先祖とともにとりわけ恒久平和を願う意識が高まるようだ

    そのせいなのか

    花火は他国の度派手な乱発文化ではなく

    あがっては轟音と共にきらびやかに消えゆくさまにも思いを寄せ

    それぞれの夏が終わろうとするのを受け入れようと夜空を仰ぐ

    一つ一つの花火が生み出す瞬く時間を確かめるように

    そうやって夏はいつも

    四季の締めくくりを演じているようだ。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     


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