読後の感想

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    世界全体の森林が40億ヘクタールのうち、年々2千万ヘクタールの森林が消滅しているとFAOの推計。

    とすると200年後には森林が地球上から無くなる計算になる。そうなってからの地球を想像することはできないし、ましてやそれではすでにとき遅しだ。すでに温暖化という兆候が警告として私たちに示しているのは周知のとおり。それでも今の私にその危機感は「さほど」のことではない。という生活を送っている。だが、孫の時代に日本の夏は何とか耐えれるとしてもその次の子供たちはどうだろう。その次の子供たちはどうだろう。100年先というとまだ先のことのように思えたりもするが、孫が成人になって家族を持つのはそれほど遠くはない。となれば継子が成人になるのも想像に難くはない。年のせいかこのまま人類はどこに向かっていくのだろうと不安になることがある。諸外国間にあったパワーバランスが崩れかけても、資本主義経済が保護主義に成り代わっても、経済発展はあくなき追求を続ける。領土や資源のあくなき貪欲さも絶えない。その歪みは宗教をも屈折させ紛争やテロも引き起こす。

    ただ現実に私の生活環境にもたらされたものはなにか。国家の発展とともにその存分な享受を免れない。なにがしかの不満はあったとしても、このまま満たされた経済環境とすぐれた先進技術にリードするこの国の享受を拒むことはしない。

    ただ何かを返さなければいけないと思う。得られたもののすべては恩恵と考えて余りあるものではないだろうか。

    当たり前のように暮らし、知らないままで人生を終わるのではなく、現在の生き方が後世の子孫たちに大いに責任が伴っているということ。そしていまも常に問われているということ。

     

    読み終えた書の索引が心に残る

     

    『白人が我々の生き方を理解できないのは周知のことである。白人にとって、一つの土地は、他の土地と同じような意味を持つ存在でしかない。白人は夜忍び込んできて、土地から、自分が必要とするものを何でも取ってしまうよそ者に過ぎないからである。白人にとっては大地は兄弟ではなく、敵である。一つの土地を征服しては、また次の土地に向かってゆく。…白人は、自らの母親でも、大地でも、自らの兄弟でも、また空までも、羊や宝石と同じように、売ったり、買ったり、台無しにしてしまったりすることのできる「もの」としか考えていない。白人は、貪欲に大地を食いつくし、後には荒涼たる砂漠だけしか残らない』

    (1854年のシャトルというインディアンの酋長の言葉)

     

    この『白人』とはなにも例の白人に置き換えて読むのではなく、かつての日本でもよいだろう。現在の強国でもいい。また列強が大陸を奪い合ったあの時代に遡らず、現代の時世で考えてもいい。また土地や大地を『いのち』に置き換えてもいい。

    グサリとくる。

     

     

     



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