相変わらず争いの絶えない社会で

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    上の子が悪いのに下の子を力で抑えつけたので叱った。可愛い孫達に間違いを正したいという内側から出る対応に疑問はない。親もまた子から子へと愛情ゆえの教育を絶え間なく続けていく。
    すっ飛んだ話になるが、ある国とある国が譲歩できない利権をめぐり対峙していた。両国にはそれぞれの力があった。拮抗しているようにみえるがパワーバランスを突き詰めると決定的な力の差があった。片方は『核』をもっていたのだ。それを持たない側は出方が慎重で駆け引きもするが、媚び諂うようにもみえた。それを見抜いた相手は強気が前面にでていた。だが弱みも握られていたのでそこは慎重だった。そんなふうに両国は危うい関係を続けながら利害を共有していた。

    そんな事が普通に起こっている地球で私は子を叱る。すばらしい人生を歩める立派な大人になってほしいと願っている。
    子もまた純粋に教育され育つ。彼らの成長は純粋でありながら、やがてはそうではない世の中に出て行く。良いもの悪いものを選択しながらあるいはその間違いを正しながら。誰もが人の子だったのに
    世の中は善と悪が入り混じり、それを生み出すのが紛れもなく人の子だ。
    力あるものに支配された世の中に、力を持たなくても無事に人生を成し遂げられるように、そう願う事自体が既に力で支配された国の仕組みに抗う自身の姿を映し出している。子が親から離れ始めるのはいつからか親の言葉が綺麗事に聞こえてしまった瞬間からのように思えた。



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