未決

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    残忍で悍ましい犯行に及んだ犯人たちへの憤り

    司法判断の言いようのない憤り

    私でさえ10年を経ても区切りがつかない

    親御さんのことを思えばなお一層やるせない

     

    故磯谷利恵さんの魂に安らぎを

     

    身近に発生したこの事件は

    屈折した人間の犯罪をさらに歪めた

    液晶に浮かぶ乾いた文字の呼びかけだけで

    輩が集まり魔の人間関係が成立した

    その恐ろしさはそれだけでとどまらない

     

    いま生きているこの社会にその恐ろしい仕組みが

    増え続けている現実がある

    それでも司法の刑罰観はこのままでいいのだろうか

    残されたご家族は文字通り・・・・といってもお母様お独り・・・・

    司法判断とはかけ離れたところに取り残されたままにも思える

    犯罪学者ではないけれど

    どうしても合点がいかない

     

     

     

     


    夏 8月15日

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      泣き続ける蝉の重なり

      暑さを乗せた息苦しい空気

      うなじをつたう汗

       

      日本の夏はかつての戦争を思い起こす

      あるいは目を覚まさせる

      原因が何であれ

      かつて日本は世界大戦の当事国だったのだということを

       

      妙なもので

      私の世代は敗戦、終戦、そして原爆のあったこの夏に

      戦争を象徴的に意識づけられているようだ

      寒い冬も当然戦時下だった

      負けたことだけが戦争の記憶ではないし

      日中戦争から見ても8年間は戦争をしていた日本なのに・・・

       

      そのせいなのか

      お盆という行事には先祖とともにとりわけ恒久平和を願う意識が高まるようだ

      そのせいなのか

      花火は他国の度派手な乱発文化ではなく

      あがっては轟音と共にきらびやかに消えゆくさまにも思いを寄せ

      それぞれの夏が終わろうとするのを受け入れようと夜空を仰ぐ

      一つ一つの花火が生み出す瞬く時間を確かめるように

      そうやって夏はいつも

      四季の締めくくりを演じているようだ。

       

       

       

       

       

       

       

       

       

       

       

       

       

       


      そうまでして

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        戦後間もないころのアメリカの特許に類似性があるとして

        出願拒否された 

        GHQ主導のアメリカ製日本国全盛時代の特許だ

        生産利益確保のための盗用以外はくだらない特許でも

        先に申請され受理されているものが優先的で永続的なパワーを持つ

        レトロ感たっぷりの出願図面に歴史の古さを感じさせられるほど

        美感あふれる英文字列はさながらインテリアポスターとみまごうほど

        特許庁の審査官というのはいろいろなタイプがいらっしゃる

        にしてもよくも探し当てて感心する

        精査するほど隙だらけの拒否内容

        このまま引き下がるわけにはいかない

         

         

         

         


        読後の感想

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          世界全体の森林が40億ヘクタールのうち、年々2千万ヘクタールの森林が消滅しているとFAOの推計。

          とすると200年後には森林が地球上から無くなる計算になる。そうなってからの地球を想像することはできないし、ましてやそれではすでにとき遅しだ。すでに温暖化という兆候が警告として私たちに示しているのは周知のとおり。それでも今の私にその危機感は「さほど」のことではない。という生活を送っている。だが、孫の時代に日本の夏は何とか耐えれるとしてもその次の子供たちはどうだろう。その次の子供たちはどうだろう。100年先というとまだ先のことのように思えたりもするが、孫が成人になって家族を持つのはそれほど遠くはない。となれば継子が成人になるのも想像に難くはない。年のせいかこのまま人類はどこに向かっていくのだろうと不安になることがある。諸外国間にあったパワーバランスが崩れかけても、資本主義経済が保護主義に成り代わっても、経済発展はあくなき追求を続ける。領土や資源のあくなき貪欲さも絶えない。その歪みは宗教をも屈折させ紛争やテロも引き起こす。

          ただ現実に私の生活環境にもたらされたものはなにか。国家の発展とともにその存分な享受を免れない。なにがしかの不満はあったとしても、このまま満たされた経済環境とすぐれた先進技術にリードするこの国の享受を拒むことはしない。

          ただ何かを返さなければいけないと思う。得られたもののすべては恩恵と考えて余りあるものではないだろうか。

          当たり前のように暮らし、知らないままで人生を終わるのではなく、現在の生き方が後世の子孫たちに大いに責任が伴っているということ。そしていまも常に問われているということ。

           

          読み終えた書の索引が心に残る

           

          『白人が我々の生き方を理解できないのは周知のことである。白人にとって、一つの土地は、他の土地と同じような意味を持つ存在でしかない。白人は夜忍び込んできて、土地から、自分が必要とするものを何でも取ってしまうよそ者に過ぎないからである。白人にとっては大地は兄弟ではなく、敵である。一つの土地を征服しては、また次の土地に向かってゆく。…白人は、自らの母親でも、大地でも、自らの兄弟でも、また空までも、羊や宝石と同じように、売ったり、買ったり、台無しにしてしまったりすることのできる「もの」としか考えていない。白人は、貪欲に大地を食いつくし、後には荒涼たる砂漠だけしか残らない』

          (1854年のシャトルというインディアンの酋長の言葉)

           

          この『白人』とはなにも例の白人に置き換えて読むのではなく、かつての日本でもよいだろう。現在の強国でもいい。また列強が大陸を奪い合ったあの時代に遡らず、現代の時世で考えてもいい。また土地や大地を『いのち』に置き換えてもいい。

          グサリとくる。

           

           

           


          失敗の本質

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            名将山本五十六は、痺れを切らしたように軍令部の開戦決断に対し一言揶揄したと言う。確か次のようなことだったはずだ。
            軍令部は、強大な米国に宣戦布告するという大義には相応の確固たる決意と万全の態勢あってのこと故か。
            やるからには徹底して最大の戦力を投じ敵国に最大限の損傷を与える必要があり、そうなれば私は命に代えて成し遂げる覚悟がある。
            名将なればこその武勇を感じられる言葉だが、核心はこの戦闘に必要な資源がバックボーンとして前線の我々を支えうるに足るほど備えられているのか?という危惧にある。
            当時から膨大な石油消費をする艦船や戦闘機に必要な油田設備はなく、敵国からの輸入備蓄に頼っていたことは重大な課題であった。鉄鋼資源も満州に依存してもなお不足していた。銅も鉄も日本にはないに等しい。フィリピンや周辺国に侵略するのも石油という資源確保が最優先の理由だとされる。
            やればなんとかなるとも考えたのか、日本は悲惨な結末に落ちていった。
            理由がなんであれ、初めから勝てる戦ではなかった。 何もかも根底から破壊された日本は目覚しい戦後復興を遂げた。 しかし国家として自立しているとは言い難い。 果たして隣国が有事に入らんとする情勢下で
            人類は歴史から何を学んだだろうか。
            歴史は繰り返されるのではなく、愚かな人間がそれを繰り返す。 歴史はその結果に過ぎない。今まさに一触即発のさなか 常に大国は持て余すほどの軍事力で圧倒しねじ伏せる。その歪みはあとから噴出し、その痛みは小国だけが背負う。この図式は人間の法則のようだ。 失敗の本質は、人は歴史から学べないからなのかもしれない。余りにも世界は不均衡だ。
            北朝鮮有事の今日にて



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